俺は今日最近行きつけの、京王線千歳烏山駅の「仲屋」さんに行った。
今日は串が焼かれているのを凝視できる席に座ることができた。
普通、焼かれている串を真剣に見る人はいない。
だが俺は見ていた。見続けた。
炭が燃え上がる様、串をかえす職人の作業、赤かった肉が茶色に変わっていく様、
炭を足している様子。
簡単そうに見える。が、焼き鳥を焼くのも「焼き一生」なのだ。俺は真剣に見ていた。
八丈島梁山泊の店主に焼き鳥店を開くことに反対され、落ち込んだ。
生きる張り合いが無くなった気がした。
どうすればいいのか?俺。