小さな良いこと

祭日、俺は仕事だ。

朝からかったるいと思い部屋を出た。

マンションのエレベーターに乗り、11階で停止。

小学校1年生くらい、赤いパジャマを着た小さな女の子が1人、乗り込んできた。

そして俺と女の子で1階に到着。

後から乗り込んだ女の子は扉に近い。

当然、俺は女の子が先に出ていくと思っていた。

しかし、違った。

この女の子は、背伸びをし、さらに右手を精一杯伸ばし、プルプルしながらエレベーターの「開」のボタンを押してくれた。

「開」「閉」ボタンは結構高い場所に位置している。

俺に先に降りてくれということだ。

俺は「かわいい」と思い、「ありがと」と女の子に言って、先にエレベーターから出させてもらった。

今考えると、お父さんのために、新聞でも取りに降りたのだろう。

 

何が俺を嬉しくさせたのか?

これも今考えると、女の子が一生懸命、ただ純粋に一生懸命だった。

その姿だ。

この女の子の頑張りで、朝から嬉しくなった。

 

よく、「最近、何か良いことない?」と尋ねてくる人がいる。

最近の俺の良いこと、今日の朝のこと。

 

 

 

ゴールデンウィーク

今日は祭日。

世間ではゴールデンウェーク。

この時期、テレビニュースで空港から「10連休です。ハワイ行ってきます。」などという人たちの映像が流れる。

だが、よくよく考えてみると、そんなに連休取れる人、沢山いるのか?

ちなみに今年の俺は2連休までだ。

10連休、俺、そんなにゴールデンウィークで休めたことないぞ。

まあ、そんな不満どうでもいい。

 

この時期、俺は毎年、決まって仕事への意欲が格段に落ちる。

はたして、俺だけか?

違うだろ、違うだろ。

そう信じたい。

日本ではこの時期は「休む」という、習慣、思い込み、雰囲気が蔓延している。

なぜか?

1 小学校の頃から休みで、もう体に染み付いてどうにもならない。

2 この時期は気候が最高だ。冬が終わり、暖かくなり、雨も少ない。

だから、何年も続いているのだろう。

ん、いつから始まったんだ?

歴史あるゴールデンウィーク

民主党政権のころ、「ゴールデンウィークの時期は観光地が混み合うので、地方ごとに時期をずらすのはどうか?」という議論になった。

ま、それもそうだと思うが、結局、何も変わらないし、今やそんな意見は全く耳にしない。

受け継がれた歴史、この気候、日本人の思想。

 

やはり、この時期は休むべきなのだ。

 

 

定めよう

焼き鳥屋開店のため書き始めた記録。

だが、たった2週間で敢え無く挫折。

何か書き記すための、テーマが欲しい。

 

焼き鳥屋の挫折から思った。

俺は何がしたいのか。

大学を卒業する時、就職するのが嫌で、

「働かずに暮らしたい」

と強く思った。

この思いは、18年たった今でも、変わっていない。

心の奥底に眠っていた大きなる夢だ。

俺はこの夢を思い出さないようにしていた。

だが、この夢の存在を再認識してしまった。

 

「焼き鳥屋を開いて頑張る」という夢から、「働かず暮らす」という夢に変わってしまった。

ずいぶん怠け者になった。

だが、良く考えると、これが本当の俺なんだ。

「働かずに暮らす」をテーマに。

 

今すぐに、この夢を叶えることはできない。

がこの夢に近ずくように、がんばっていきたい。

って、何かどうしようもなく、うだうだしそうだなあ。

 

ソンさんからの教え

最近、外国人に携帯電話、Wi-Fiを販売する上野の会社に勤める「ソン」という中国人と話す機会があった。

ソンさんに教えてもらった。

今日本では、日本国民のほとんどがドコモ、KDDIソフトバンクのどこかと契約し携帯電話を使っている。

だが、ドコモの電波設備を借り、新たな会社が出てきた。

その会社は「FREETEL」

契約料金は使用量にもよるが最大3千円くらい。2年しばり無し。

安い。

 

大手3社で最新iPhoneを買うと、「高価な端末料金が2年間分割され、実質0円」

というのが一般的な売り方。

ソフトバンクで契約している俺は、端末代が安くなり「孫さんありがとう」と思ってiPhoneを使っていた。

だけど、それでもずいぶん利益が出ていたんだ。

 

携帯電話会社を変えても電話番号が変わらない、ナンバーポータビリティ制度。

俺もFREETELに換えようと思った。

だが、ここで問題が起こった。

今使っているソフトバンクiPhoneは、FREETELでは使えない。

SIMがロックされている。

 

なんて不自由なんだ。

ソンさんから教えてもらい、2年しばり、携帯会社を乗り換えた人だけが得をする制度など疑問に思う点がいまさら噴出した。

今まで特に不満なく、ソフトバンクで7年間お世話になった。

今は利用料金が解りずらいと感じる。

FREETELに替えると例の2年しばりで、違約金が発生する。

7年ソフトバンクで契約してきたが、違約金か。いろいろ窮屈だ。

まあ残念だが、ルールだから仕方ない。

たかが違約金のために、あと1年「現状維持」も馬鹿らしい。

どうなるか試しに替えてみよう。

 

まず、電話端末。

FREETELでも専用端末が販売されている。

1万円台からの安いものがある。

ただ、7年間iPhoneを使い続けてきた。

使い始めたころ、地図アプリで自分の現在地が把握できること、電話、計算機、アラーム機能、ボイスメモ、パソコン画面と同じホームページ画面、これらが小さな1台の端末に凝縮されていた。凄い。

使う人のことをよく考えてくれていて、感動した。

やっぱりiPhoneしかない。

というわけで、最近出たばかりのiPhoneSEを買いに銀座のアップルショップまで行った。

アップルストアで販売されるiPhoneはSIMフリーなのだ。

だから、わざわざアップルストアで買うんだと思った。

 

iPhoneSEは売れ行きが良くないと聞いていたが、在庫がないとのこと。

そのまま手ぶらで帰宅。

アップルのホームページから注文を入れた。

到着まで約1ヶ月かかる。

 

日本の携帯電話の販売の仕方は、大手3社の従来通りの販売方法が一般的だ。

だが、海外では端末を購入し、そのあと、どこかの通話会社と契約する方法が多いそうだ。

大手3社の販売方法は今後も粘り強く残っていくだろう。

通信の低料金化、様々な人に合わせた料金プラン。

従来の販売方法で隠され目に止まらなかったが、よく周りを見渡すと新しく便利なものを見つけることができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新生茶

最近、俺の職場で良く見かけるお茶。

生茶

みんな飲んでいる。

ボトルのデザインが変わった。

 

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このデザインは他のメーカーのお茶に比べ、オシャレだ。

このデザインだと、生茶を買ってしまう。

ボトルをよく見ると、注意書きの文字が、デザインを邪魔しないよう、目立たなく記載されている。

そして、ワンポイントの赤い丸。

デザイナーの意図は何か?

かならず、何かある。

バングラデッシュの国旗か?

しかも、この赤い丸、フリーハンドで描いたように、結構適当な形をしている。

このデザイナー、恐るべし。

 

生茶が出たのは、確か西暦2000年くらいだ。

生のお茶か?何かおいしそう。

このネーミングにやられ、俺の頭の中に「生茶」という商品が刷り込まれた。

だが、なぜか生茶を購入することは少なく、主に「おーいお茶」を選んできた。

味の問題だったのだろう。

そこで、新生茶を早速飲んでみた。

薄味、あとから渋みが湧き上がる。

味に関しては人それぞれの好みだ。

 

生チョコレート、生ビール、生キャラメル、生肉・・・・・・。

生とつけることによって、食べ物のイメージが跳ね上がる。

「生」、よく考えると本当にすごい単語だ。

生とつけるだけで、心が躍る。

これは俺だけか?いや、たぶん違う。

俺だけであれば、生が付いている言葉はこんなに生まれない。

日本人が大好きな単語なのだろう。

そして、俺もこのブログを書き、今、実感した。

「生」という単語が持つ響きが、たまらなく好きなんだ。

 

 

 

福のラジオを聴いて

昨日、福山雅治の福のラジオをユーチューブで聴いた。

その中で、リスナー31歳女性から

 

「朝起きると、気分がのらず、熱が出たと嘘をつき会社を休んだ。

 9年間働いてズル休みは初めて。

 小田急線沿いに住んでいて、通勤経路の新宿方向でなく、箱根に行った。

 箱根は平日のため人が少なかった。

 蕎麦屋で昼間からビールを飲み、店の人と楽しく話した。

 箱根神社でお参りをした時、思わず涙が出てすっきりした。

 明日から頑張ろうと思った。

 たまにはいいですよ。」

 という投稿がよせられた。

 

 俺は「ハキュン」とした。

 このリスナー31歳女性に対し

 「何か嫌なことあったんだな、今まで真面目にやってきたんだ、少しくらい大丈夫 

  ズル休みで箱根に行くなんて絶対楽しい、頑張れ」

 と共感を覚えた。

 普通に会社に行っていたなら、味わえない。「貴重な1日」だ。

 

 そして俺は思った。

 会社で仕事をし、日々生活をしていると、気分が落ち込むことは当然ある。

 人間だから。

 

 たまには嘘をついて、仕事を休むのも有りだ。

 罪悪感はあるが。

 

 だけど、過去を振り返ると、不自然に体調が悪い人がいた。

 すでに、やっている人はやっていたのだ。

 俺もバレないくらいに、年に1、2度、ぜひ見習いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

熊本の地震から想うこと

地震大国日本。

阪神淡路震災、東日本大震災、今回の熊本の震災(んー、確か名前付けられてたよな)

 

俺は今回考えた。

 

ロシアンルーレット(拳銃の6発の弾倉の中に1発だけ弾が入っている)で弾が出てしまった。

あまり、褒められた言い方じゃない。

だが、地震って、日本国民全員強制参加のロシアンルーレットだ。

みんな、参加してるなんて、ぜんぜん感じていない。

ただ確率は1/6より随分と低い。

 

テレビで震災の特番やっているけど、見ているだけで暗い気持ちになってしまう。

こんなの流してどうなるのかな?

可哀想だと想うのは大事だ。

かといって、自分で犠牲を払って助けに行く立派な人は、そんなにいない。

今日も東京はいつもと変わらぬ時間が流れていた。

所詮、被害にあっていなければ他人事。

 

でも、それでいいと想う。

 

だから、考えよう。ロシアンルーレットだ。

次は俺が住んでいる場所で弾が出るかもしれない。

だから、1日1日、精一杯いきるしかない。

 

必要以上に同情する必要はない。気分が暗くなるだけだ。

 

普段、「何かいいことないかな」と言う人がいる。(気持ちはすごく解る)

今の被災した人は実感しているだろう。

普通に、何もなく生活していた日々は、本当に幸せだと。

 

若い頃は地震で「元気で若い人がいきなり死ぬ」って、受け入れられなかった。

でも、今なら「それもありか」と受け入れられる。天災だからどうしようもない。

 

だからこそ、真剣に想う。

 

大事なことは、同情することじゃない。

 

大事なことは、運良く震災を免れた「俺」は、「普段の生活」「何もない日常」に大きな幸せを感じ、精一杯生きることだ。

 

日本人として日本で生き続けていくのなら、次の地震で死んでしまうかもしれない。

 

俺が震災にあった時は、その時は、その現実を受け止めよう。

俺が震災にあったとして、震災を免れた人から「可哀想だな」と同情されるなら、そんなの、まじで「ノーサンキュー」。

同情する暇があるなら、普通の日々に幸せを感じ、頑張って生きてくれ。

 

と、いうわけで、俺も明日から、地震のことなんか忘れて、頑張ろっと。